日本通信業界の再編
マレーシアの隣りシンガポールで、NTTは97年6月、アジア・マルチメディア・フォーラムという組織を立ち上げました。
このフォーラムにはシンガポール以外にタイ、マレーシア、インドネシア、香港、韓国などから17社が参加。
NTTが国内で行なったマルチメディア共同利用実験のノウハウを生かして、そのアジア版をやろうというのです。
国内のマルチメディア実験が何を生んだか、その成果を評価するにはまだ時間が必要ですが・・・
NTTはこうした取り組みで国際市場におけるプレゼンスを高めたいと考えています。
NTTの分離分割が本決まりになり、NTTの国際進出とKDDの国内進出が認められることが確実になった96年末になって、国内の新電電の危機感は高まりました。
国際通信事業者は、巨人NTTが参入してくることに危機感を抱き、国内新電電はKDDの国内参入で新たな競争相手を迎える一方、自らは国際通信へ進出する手掛かりがないことに愕然としました。
・・・それまで国内の、しかも長距離電話だけの競争しかしてこなかったものですから、事態の急変に驚くのは当然でした。
しかし、広く海外に目を向ければ、どこの企業も国内、国際、インターネットFAXやデータ通信なんでもこなす巨大通信会社を目指してM&A(企業の吸収・合併)を繰り返しています。
« 農業の機械化 4 | メイン | 昔の占い »